コピープロテクトがバカのすることだとは何度か云いましたが,終わり方までバカだとバカにする気力が残らず,失笑するだけでした。
quote:ソニー・ミュージックエンタテインメント社は,自社のコピーコントロールシステム,レーベルゲートをやめるつもりであると明らかにした。レーベルゲートは2003年1月に導入されたが今月出るものが最後となり,11月17日からは普通のCDが発売されるという。ソニーの動きは日本のレーベルであるエイベックス社の同様の決定に続くものだが,それは著作権侵害とファイル共有を止めるためにコピープロテクトを施したCDをリリースする西洋の動きに反している。
うそをつかない人間なんていない。誰でもどこかでうそをつく。体面を保つため,礼儀をわきまえるため,その場をつくろうため,単に相手の機嫌を取るため。とりあえず,うそはいたるところにある。ただし,うそをついては元も子もないときもある。うそをつくことで守りたいものはいろいろあるが,それで最後の大事なものを失うこともある。そんなときにはうそをつかずに,自分のことを認めて話すのが頭のいい人間のすることだ。とすると,今回のコピープロテクトCD(CCCDと呼ばれるもの)をやめると述べたレコード会社は,底抜けに頭が悪い。幼稚園児以下だ。それは, 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(プレスリリース)とエイベックス株式会社(プレスリリース)というクズだ。
彼らが音楽を愛してなどいないことは,もうみんな知っている。そして,結局うそをつくことをやめられずに企業としての寿命を迎えることもわかった。新しい音楽販売,新しい音楽企業が生まれてくるのを待たなければいけない。もしなにも出てこないのなら,もうこの国に音楽など必要ない。うそ,虚言,空言,寝言でことをすまそうとする人間は,一生信じるに値しない。結局,音楽を好きですと公然とのたまっていたような人や,CCCDに敢然と反対しますとこぶしを振り上げてきたような人たちを,あっさりバカにしたまま,すべてが終わったのでした。あ〜,おもしろかった。
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